2008/11/13

長堀橋「喜らく 長堀店」


今日は大阪なんばにあるクライアントへ交代の挨拶をする為、昼前に東京を出たのですが、道中会社から今向かっているクライアントで納品しているはずの商品が未だ届いていないと連絡が入り、擦った揉んだを経て大阪営業所のメンバーに現地で商品調達をして貰うことで決着がつきました。本来であればそのままクライアントがあるなんばへ向かう筈でしたが、営業所で商品を受け取る為、長堀へ。無事商品を確保し、なんばへ向かう途中腹が空いていることに気がつき、時間に余裕が無いことからクリスタ長堀で済ませることに。そんな中で直ぐに目に入ったのがトマトラーメンの看板が異様に目立った「喜らく」でした。躊躇することなく店内へ。

以前からラーメンでトマトラーメンがあるということは知っていましたが、メニューとして置いている店を知らなかったので確かめるべくこのお店にしました。もちろんセレクトは看板のトマトラーメンです。オーダーからほどなく出てきたのは赤く濁ったスープにチンゲンサイやブロックに割ったトマトやセロリなどイタリアンと中華の折衷的な印象のラーメンとかやくご飯でした。スープの味はたしかに酸味が効いたトマトですね。トマトの酸味と麺や他の具材を調整する役割としてニンニクを入れて辛味も足しているのですが、自分が思い描いていた印象とは異なってよく分からない創作ラーメンという感じですね。なによりも苦手なセロリが入っていたのが致命的で個人的にはNGメニューになってしまいました。チャーシューはもともと苦手なのですが、ここのお肉はチャーシューではなく脂身のない肉を単に炒めただけのものでしたね。

他の評判になっているトマトラーメンもこのような感じなのでしょうかね?
都心でちゃんと調べて確認してみたいです。たしかチェーン店だったような気が・・・。

喜らく 長堀店 (きらく) (ラーメン / 長堀橋)
★★★☆☆ 2.5


住所:大阪府大阪市中央区南船場2 クリスタ長堀地下街
TEL:06-6282-2054
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休(クリスタ長堀に準ずる)/年末年始

2008/11/11

五反田「瀬戸内 アトレヴィ五反田店」


今日はソフトバンクの孫正義氏と中国の最大手EC/マーケットプレイス/オークションのアリババ.comのジャック・マー氏のセミナーに招待された為、仕事の途中で高輪に行ってきました。昼過ぎからの講演開始だった為、ランチを取るには急いで食べられる環境が良いと思い、五反田駅に隣接するアトレヴィにある「瀬戸内」にしました。瀬戸内海の郷土料理を中心とした鮮魚系の居酒屋のようです。香川の讃岐うどんもあるみたいですが、今回は宮崎県日南地方の郷土料理「鯛定食(ひゅうが飯)」をセレクトしました。ひゅうが飯は鯛のさしみを胡麻油・みりん・醤油で味付けし、生卵をまぜてご飯にかけるという、いわゆる“ぶっかけご飯”です。

弾力性があって鮮度の高さを感じられる鯛が良いですね。そのまま刺身としてしょう油をつけて食べても良いのですが、それでは何のための郷土料理なのかわからないので、タレと卵とよく混ぜてご飯にぶっかけてみました。もともと卵ぶっかけご飯は幼少のころから大好きなので、何の抵抗もなく食べられましたが、なんとなく鯛が勿体ないような気がしますね(笑) うどんは讃岐ということもあってコシが強くて良いです。ただランチセットという設定上致し方ないのかも知れませんが、全体的に作られてから時間が経過しているせいか、料理が冷めているのが感じてしまうのが少々マイナスですね。ランチは作り置きしないとまわせないという事情もありますから致し方ないのですけどね。

次回は本来の営業時間である夜に行ってみたいですね。瀬戸内海の郷土料理を是非とも堪能してみたいです。

住所:東京都品川区東五反田1-26 アトレヴィ3F
TEL:03-3779-3100
営業時間:[昼]11:00~17:00 [夜]17:00~23:00 ※土日祝は22:00まで
定休日:年中無休

2008/10/31

御徒町「ゴーゴーカレー上野御徒町」


今日は残業が意外と手間取ってしまった為、夕飯を上野界隈で取ろうと御徒町から山手線を下車して彷徨っていたところに見つけて入ったのがここ「ゴーゴーカレー上野御徒町店」です。飲食関係のビジネス誌でここのビジネスモデルが面白いと注目を浴びていましたが、その背景となった“金沢カレー”となるものに興味を持ったので、勢いにまかせて行ってみました。

外観から内装まで、20~30歳代の男性をメインターゲットにしたつくりで非常にわかりやすいです。カレーのチェーン店モデルと言ったら有名なのがココイチかと思いますが、このゴーゴーカレーはココイチに比べるとカレーの種類が少なくて、辛さの幅も狭い印象を受けます。そもそも“金沢カレー”というものが、どのようなものか良く理解していなかったのですが、どうやら定義づけとして“ステンレス(金目の食器)の器”、“どろっとした色黒なカレールー”、“スプーンではなくフォークで食べる”、“カレーにキャベツが盛られている”と言った項目が必要になるようです。ステンレスの食器となると大阪の「インディアン・カレー」も同じですね。インディアン・カレーはこのゴーゴーカレーよりもカレーの辛さや種類が少ないですけどね・・・。

それはともかく今回セレクトしたのは“チキンカツカレー(エコノミークラス)”です。揚げ物が苦手なくせに思い切りチキンカツを頼んでしまう自分の迂闊さに呆れましたが、いざ食べてみると意外と軽く食べられました。カレー自体に辛さが少なく、チキンカツも思ったほど重くない揚げ方だったので予想に反して簡単に平らげてしまいましたよ。辛さよりも味全体の濃さの方に注力が行っていてなかなか面白い印象を受けましたね。またキャベツが盛られているのも胃への消化吸収に役立っているのかもしれませんね(笑。ただ、前述したとおりカレーの種類やトッピングも競合店ほど多彩ではないので、通い詰めると早晩飽きが来るのは避けられないかと思います。

ゴーゴーカレー 上野御徒町店 (カレーライス / 御徒町)
★★★☆☆ 3.0


住所:東京都台東区上野6-2-7宮入ビル1F
TEL:03-3832-4155
営業時間:10:55-22:55
定休日:無休

2008/10/28

上野「池の端 藪蕎麦」



今日は湯島にあるクライアントにて打ち合わせが昼過ぎまでかかった為、ランチを帰社のついでに未訪だった「池の端 藪蕎麦」に行ってきました。ランチ営業も終わりかけていた時間に訪れましたが、満席で10分程度待たされました。蕎麦屋で入店待ちするのは初めてですね。神田、並木ととも称される藪の御三家でもあるから自分のようなおのぼりさん的な客も多いのかも知れませんね。

門構えは老舗の雰囲気よりも高級料亭的な印象が強いのですが、中に入ると昔ながらの蕎麦屋のつくりになっていますね。それはともかく、ほどなく座敷に通され、時間も無いことから今回は“天ざる”をセレクトしました。蕎麦の量は個人的にはやや少なく感じますが、老舗という視点で見るとこのボリュームは普通なのでしょうね。蕎麦自体の味は自分が思い描いていたものとは少し異なり、全体的に“丸い”感じがしますね。もう少しエッジの効いた突き抜ける清涼感があるのかなと思っていましたが、意外と普通に感じましたね。揚げ物は芝海老5匹を、胡麻油と綿実油をブレンドした油で丸くかき揚げにし、もり汁とかけ汁を合わせた温かい汁で食べるスタイルで、これはなかなか美味しいです。思っていたよりも蕎麦前にあたるサイドメニューが多く、酒を飲めるシチュエーションなら良い環境と言えるでしょう。

今回は“天ざる”を頼んだ為、有名なつゆを体験できなかったので、次回は“ざるそば”で辛口を試してみたいですね。

池の端 藪蕎麦 (いけのはた やぶそば) (そば / 湯島)
★★★★ 4.0


住所:東京都文京区湯島3-44-7 堀田ビル1F
TEL:03-3831-8977
営業時間:[昼]11:30-14:00 [夜]16:30-20:00 *日・祝は11:30-20:00
定休日:水曜日

2008/10/24

五反田「芋蔵 五反田店」



今日のランチはJR五反田駅に隣接するアトレヴィ4Fにある焼酎ダイニング「芋蔵」に行ってきました。名古屋を本拠とする全国チェーンで株式会社ジェイプロジェクトのブランドです。入口をくぐると通路両面には焼酎が所狭しと並べられ、圧倒させられます。ランチよりも夜に来た方が正解なのでしょうね。300種類くらいあるそうで、未だ呑んだことがない焼酎が山ほどあるかと思うと今すぐ呑みたい衝動に駆り立てられましたが、とりあえず我慢して黒豚塩カルビ丼をセレクトしました。

この店(系列)の料理は軍鶏と黒豚が売りらしく、両方の素材を活かしたものが非常に多いようです。今回は至ってシンプルな料理を選びましたが、次回ダイニングとして利用する際はいろいろと食してみたいですね。それはともかく、選んだ黒豚塩カルビ丼ですが、なかなか美味です。豚なのに焼き加減に赤身が残っているのはご愛敬でしょうか? 塩だれの味付け加減は程よく、薬味の葱も適量なのでご飯がよく進みます。黒豚自体のボリュームはあるとは言い難いですが、特段不満に思うレベルではないので値段相応の味かと思います。再びランチで行くとしたら“黒豚ごろごろ野菜カレー”を試してみたいですね。

芋蔵 五反田店 (いもぞう) (居酒屋 / 五反田)
★★★☆☆ 3.0


住所:東京都品川区東五反田1-26-14 アトレヴィ五反田4F
TEL:03-5437-0800
営業時間:[昼]11:00-15:00 [夜]17:00-23:00
定休日:不定休(アトレヴィ五反田に準ずる)

2008/10/23

五反田「とんかつ dining TONKA」


今日のランチは直属の上司と「とんかつ dining TONKA」に行ってきました。沖縄料理の「みしょーれ奄美」と同じビルの1Fにあり、店内はなかなか小洒落ています。ダイニングを謳っているだけに夜の雰囲気は良いかも知れませんね。とりあえずランチタイムはとんかつと言うジャンル柄40歳~50歳代のオジサンが多いようです。

四捨五入すると40代なワタシもりっぱなオジサンなので、臆することなく「ロースカツ膳」をセレクトしました。揚げ物全般が苦手なのですが、時折食べたくなるよく分からない体質なようです。ランチタイムはライスとキャベツはおかわり自由だそうで、まぁとんかつ屋では珍しくはないサービスですね。ほどなくしてロースカツ膳が出てきました。食器などは洒落ていて定食屋的なデザインではありません。肝心の料理ですが、どうやら自分好みでは無かったですね。量も少なめで肝心な衣がカラッとしてサクサクとした食感が得られず、途中から重くなってくるのと肉自体も脂身がくど過ぎるようです。塩で愉しむとメニューに書いてあるのですが、調味料を使い分ける小皿がない為、正直違いが愉しめませんでした。もうちょっと自分でアレンジできるような器があると良いかも知れませんね。

あと、たまたまでしょうが、給仕のオジサンがまだこの仕事を始めたばかりなのか、覚束なくて見ていてイライラしてきたのもマイナス要因になってしまいました。慣れてくれれば良いことなのですが、飲食店は見た目の印象が全てだと思いますので・・・。おそらく夜はランチタイムとは違った印象を受けるかと思いますが、あまり自分が行きたい店では無いかと思います。

とんかつ dining TONKA (とんか) (とんかつ / 五反田、大崎広小路)
★★★☆☆ 2.5


住所:東京都品川区西五反田1-16-1
TEL:03-6277-3228
営業時間:[昼]11:30-14:30 [夜]17:30~23:30
定休日:年末年始

2008/10/21

五反田「PASTA HOUSE DELFINO」



今日のランチはここ最近パスタを食していなかったので、後輩GNJ氏の提案により会社の近所にある「デルフィーノ」に行ってきました。このお店を気に入っている人はワタシのまわりにけっこう居るのですが、実はワタシはあまり好きではありません(笑。どうも自分の中で描いているイタリアンの味と乖離があるのですよね。それは決してマズイという事ではないのですが、自分の味覚に合わないようです。

それはともかく、先述したとおりパスタ自体久しぶりなので今回はオーソドックスなものにしようと思っていたのですが、「焼きパスタ」なるものを見てしまった為それをセレクトしてみました。待つこと10分弱。出てきた焼きパスタなるものは、見た目はパスタというよりお好み焼き(広島風)と言った方が良いような料理でした。オムレツ風と言うことなので、たしかにお好み焼きに近い印象を持ちますね。味は適度に焼き加減が効いていてなかなかボリュームがあります。ただ、オーソドックスなものを元々考えていたのでアルデンテが効いたパスタを期待しましたがオムレツ風の為、パスタ自体のうま味はあまり感じられませんでした。

やはりシンプルなアーリオ・オーリオやトマトソースをベースにしたパスタを選べば良かったといまさらながらに思ったりしています。五反田界隈だと以前であれば、「ヘッジホッグ」や「パラディソ」あたりがワタシのお気に入りだったのですが、いずれも閉店してしまった為、気軽に行ける美味しい店がなくなったのが今でも残念です。もう少しパスタ屋があっても良いかなと思うのですがいかんせん五反田はオジサンの街ですからね・・・。

住所:東京都品川区西五反田1-26-3 第2白井ビル1F
TEL:03-3494-8922
営業時間:11:00-23:00[日月火水木土]、11:00-24:00[金]
定休日:無休

2008/10/18

日立「山文魚」









今日は自宅から85km北上した日立までドライブしてきました。ドライブついでの美味い処探索が本来の目的な訳ですが、今まで茨城の漁港付近で魚が美味しい自分好みの店が無かった為、今回はよく調べて行ったのが「山文魚(やまぶんうお)」です。日立駅から海岸方向に歩いて5分程度のところにあり、しゃぶしゃぶ料理の「二等兵」というユニークな名前のお店が併設しています。「山文魚」は創業50年を越える老舗で現在の場所には20年前に日立の山側から移転してきたそうです。

店の暖簾をくぐって戸を開けると坪庭があり、そこを渡って中に入ると壁側一面に仕入れてきた魚が桶(たらい?)に浸されていて圧倒されます。開店間もない時間だった為、他のお客さんも居なかったので個室風に区切られたテーブル席に通されました。6~7人くらいが丁度良い席だと思いますね。とりえあえず美味い魚料理を食べるのが最重要課題だった為、女将さんの提案通り刺身盛り合わせ、焼き魚、煮付け、揚げ物でお願いしました。お通しを軽く平らげて、暫く待つと“カサゴの揚げ物”と“赤ムツの塩焼き”、“メバルの煮付け”が出てきて、刺身もほぼ同じタイミングで出てきました。刺身はトラフグ、トラフグの皮、アワビ、ボタンエビ、地蛸、マグロ、中トロ、ヒラメ、赤ムツ、ヤナギガレイの10品。汁物はヤガラでした。ヤガラの見た目は怖いですが、見た目とは裏腹に繊細な味でした。

刺身はどれも身が締まっていて弾力性がありクセになりそうな歯応えが良いです。この時期からフグを食すとは思いませんでしたが、やはりとても美味しいですね。皮も然りです。ムツは脂がのっていて日本酒があったら尚美味しかったでしょうね。アワビは地元日立で獲れたものらしく、コリコリとした歯応えがとても良いです。肝の部分も臭みがなく、普段貝類が苦手なワタシでも苦もなく食べられました。刺身に舌鼓を打っていたら他の料理にも乱打する結果になりましたよ。赤ムツの塩焼きは刺身の脂の乗り具合から美味いと判断しましたが、やはり予想通り美味しかったです。魚料理でも揚げ物は殆ど選ばないワタシですが、今回のカサゴはとても美味しかったです。口に含んで一瞬堅いかな?と思いましたが、噛んだ後にはとても柔らかい身の食感があって意表を突かれました。このような魚の揚げ物だったら自分好みの料理になりますね。メバルの煮付けも引き締まった身に良く合う適度な味付けで凄く気に入りましたよ。

どれも鮮度がよく、素材を活かした食感の良い料理で気に入りました。日立市で随一の魚料理屋との評価ですが、他の料理屋には行ったことはありませんが納得の評判通りの良いお店でした。普段は日立という場所柄で日立関係の接待に使われることが多いようです。店の雰囲気と内容を考えたら接待向けというのも理解できますね。大勢で行く店では無いので少人数で行くのが宜しいかと思います。

山文魚 (やまぶんうお) (魚介料理・海鮮料理 / 日立)
★★★★★ 4.5


住所:茨城県日立市旭町2-3-14
TEL:0294-21-0814
営業時間:[昼]11:00-14:00 [夜]17:00-21:00
定休日:日曜日、第2・4土曜
地図:

2008/10/16

五反田「萩原製麺」


今日のランチは大正11年創業のうどん屋「萩原製麺」に行ってきました。以前は青物横丁で店舗と店名のとおり製麺所を展開していたのですが、今年9月に西五反田へ移転したそうです。TOCの向かいにあり、中原街道と317号線が合流する大崎寄りに店があります。最寄り駅は大崎広小路が一番近いですね。製麺所を併設したお店は都心では経験したことが無いので、ちょっと期待していきました。セールス時代に香川県に出張した際は製麺所併設の讃岐うどんを食べに行って舌鼓をうったことがありますが、職場がある五反田で食べられる環境ができたのは嬉しい限りです。

それはともかく、今回セレクトしたのはオススメしていた「にら玉うどん」(850円)です。ここ「萩原製麺」では弾力性のある“太うどん”か喉ごしの良い“細うどん”といったうどんの種類を選ぶことができ、今回はオススメ通り“細うどん”でお願いしました。笊に盛られた細うどんは確かに喉ごしがよく、ツルツルと喉を通り越していくのを感じることができます。つけ汁は若干濃く感じますが、韮の卵とじが汁の濃さを和らげるのとともに韮のストレートな味がすりごまの香りと相まって食を進めますね。ここ最近は蕎麦ばかり食べていたので、うどんの喉ごしの良さに改めて驚きましたが、讃岐うどんで体感したコシの強さをうどんに求める傾向にあるのでこの“細うどん”よりも弾力性のある“太うどん”の方が個人的に好きなタイプだと思いますね。次回はその予想を確かめるべく“太うどん”を食しに行きます!

萩原製麺 (うどん / 大崎広小路)
★★★★ 3.5


住所:東京都品川区西五反田8-8-14
TEL:03-6303-9955
営業時間:[昼]11:30-14:00 [夜]17:30-22:00
定休日:日曜日
地図:

2008/09/29

牛久「そばの心 志茂部」



前エントリにつづく再訪編です。
3月に訪れた時は個人的にいまひとつな印象だったので、今回再訪してみました。
今回セレクトしたのはもりそばの大盛りと出汁巻き玉子。まず蕎麦前なので(酒は飲まないけど)出汁巻き玉子を頂きました。出汁はあっさりとした味で、全体的に淡い感じですね。個人的にはもうちょっと濃くて味の輪郭がはっきりしたのが好みですが、今回は酒を飲んでいないのである意味丁度良い味付けかも知れませんね。

そんなことを思いながら出汁巻き玉子を食べていた時に、大盛りのもりそばがやってきました。前回ももりそばをセレクトしてその時のそばはいまひとつな印象だったので、今回はよく確かめながら味わってみました。結論としてこのお店のそばは、蕎麦前などの他の料理と異なり、野趣溢れる荒くて重い感じがしますね。前回表現できなかった部分はこの事だと思いました。個人的な好みとして荒々しくてもエッジの効いた軽さがあるそばが良いようです。そば自体不味いと言う事は決して無く、好みの部分として印象が残ったのが“重めか軽め”かと言うことですね。そばを口に含むと香りが広がってきて、噛むとやや多めのざらつき感があり、その程よいざらつきが喉ごしする際の抵抗になっているかと思います。口に含んでから喉をこすまでの工程に重さが感じられる事に違和感を憶えたと言うのが前回・今回総じての印象かと思います。

「志茂部」以上に野趣溢れる「ゐ田」のそばは突き抜けすぎて好きなのですが・・・。
このギャップは一体・・・。

住所:茨城県牛久市栄町3-184
TEL:029-874-0392
営業時間:(昼)11:00-15:00、(夜)17:00-20:30
定休日:木曜日、第3水曜日

2008/09/28

柴又「日曜庵」




時を隔てず「日曜庵」へ再訪です。
営業日の制約はあるものの、比較的行きやすい環境にある為、再び訪れてみました。

規定の開店時間より30分前に到着したのですが、既に店が開店していたのですんなりと入店できました。さすがに早いのか他には客が居ませんでしたね。そんなゆったりとした空間を愉しみながら今回セレクトしたのはおろし田舎せいろ。前回は触れませんでしたが、このお店の器はなかなか凝っていてセンスが良いです。お店全体のイメージも蕎麦屋らしくはないデザインなので、外観だと一見では見過ごしてしまうかも知れませんね。

今回も「なごり雪」を蕎麦前として頼み、古き良き時代の豆腐を堪能してほどなくおろし田舎せいろが出てきました。パッと見量が少なく感じますが、意外とボリュームはあって何かと大盛りにしがちなワタシでも量的な部分では不足はありませんでした。前回は粗挽きせいろで、野趣溢れる喉ごしに程よい抵抗感のあるそばでしたが、今回のおろし田舎せいろも負けておらず、エッジの効いたそばでした。削り節やあおさ海苔とおろしが絶妙なバランスでそばの風味を引き立たせています。これらの薬味を少し残しておいて、前回堪能したそば湯に加えてみました。前回はそばつゆだけでそば湯を頂きましたが、今回は少しアレンジしてみました。削り節や大根おろしがまた変わった味を演出して病み付きになりそうです。調子に乗ってお代わりしてしまいましたよ(笑)。

やはりこのお店のそばは抜きん出ていますね。
五反田界隈にもこれくらいのお店ができないだろうか・・・。

住所:東京都葛飾区柴又7-13-2
TEL:03-5668-0084
営業時間:11:30-18:00
定休日:月~木

2008/09/23

浅草「手打蕎麦 おざわ」




今日は千駄木に眠る母方祖父の墓参りをして、そのついでに仏具を買いに浅草へ出向きました。お昼にさしかかったところで浅草界隈のうまい処にでも行こうかと名の知れた店を何店舗か赴いたのですが、祝日の浅草はかなり賑わっていて、どこも尋常ではない待ち時間を言い渡され、ゲンナリしながらも知っているお店を思いつく限り方々歩きようやく辿り着いたのが、ここ「手打蕎麦 おざわ」でした。浅草では比較的新しいお店の部類に入るかと思いますが、以前は稲荷町でお店を構えていて、2006年に浅草へ移転したそうです。

どじょう料理の「飯田」のすぐ近くにあり店の外観は控えめで、パッと見ではわからないかも知れませんね。デザイン的にはすごくシンプルです。入店までの待ち時間は10分程度ですんなり入ることができましたが、注文してから出てくるまでが相当待たされたのが残念です。他のお客の同じメニューのオーダーに合わせているのが待たされた理由かと思いますね。それはともかく、今回セレクトしたのは「生粉打ちざる」の大盛りと「蕎麦豆腐」。生粉打ちざるは中粗挽きの若干太めの十割そばで、たしかに太い蕎麦ですね。十割とあって喉ごしはツルツルという感じでは全くありませんが、口に含んで噛んだ時に広がる蕎麦の香りと程よいざらつき感がとても良いです。コシが強いのでふやけた感じもなく生粉の風味を存分に味わえました。

生粉打ちざるが出る前に蕎麦豆腐が出てきましたが、全体的な印象は胡麻豆腐に近いですね。味は胡麻ほど濃くはありませんが、普通の豆腐よりは重く濃い味がします。胡麻豆腐に似た印象を持ちますが、あっさりしているので簡単に平らげてしまいますね。

祝日の昼時で混んでいる状況ではありますが、そばが出てくるまで50分待たされるのは少々苦痛を感じました。生粉打ちなので時間がよりかかるのもわかりますが、もう少し時間を短縮してもらえると有り難いですね。蕎麦の出来は素晴らしいです。今回食した生粉打ちざるは気に入りましたよ。気軽に行ける距離であれば足繁く通いたいお店かと思います。

おざわ (そば / 浅草)
★★★★ 4.0


住所:東京都台東区西浅草2-25-15
TEL:03-3841-6450
営業時間:[昼]11:30-14:30(土日祝のみ)[夜]17:30-21:00
定休日:月曜日・第1・3火曜日

2008/09/21

つくば「ニューミラ」




今日はお彼岸と言うこともあって、神奈川の戸塚に住む従姉妹を連れて千葉の習志野に眠る祖父母の墓参りを強行軍で行ってきました。その帰り地元にもどって食事を外で済ませようと考え、今回行ったのがインド料理の店「ニューミラ」です。つくば界隈でインド料理の店を数店舗展開しているとの事で、いつの間にかつくばはインド料理の激戦区になっているようです。

それはともかく、今回セレクトしたのは、タンドリーチキンとほうれん草が入ったパラクチキンカレーとナン。先ずはタンドリーチキンですが、全体的に赤みがかっていて炙られた表皮にピリッとスパイスが効いていて、なかなか刺激的な味でした。ナンコツが意外と堅かったのですが、ナンコツのまわりについたうま味の部分が味わい深くて気に入りましたよ。タンドリーチキンから待つこと5分弱、パラクチキンが出てきました。辛さの度合いを中辛にしましたが、ほどよい辛さとほうれん草のマイルドさがチキンに染み込んでいてかなり美味しかったです。出来たてのナンも相乗的にパラクカレーのうま味を引き出していましたね。

今回はシンプルにカレー中心にセレクトしましたが、カレー以外のインド料理というのも食べてみたいので、次回の宿題にすることにします(笑)。しかし、いつの間につくばはカレーの激戦区になったのだろうか・・・?

インデアンレストラン ニューミラ (インド料理 / つくば)
★★★★ 3.5


住所:茨城県つくば市天久保2-16-10 誠和ビル1F
TEL:029-860-2391
営業時間:[昼]11:00-15:00、[夜]17:00-翌0:00
定休日:無休

2008/09/13

柴又「日曜庵」





今日は母方の祖母が入院した為、お見舞いがてらに以前から行きたいと思っていた柴又の「日曜庵」に行ってきました。営業は金、土、日の3日間のみで、平日はすべて仕込みに掛かりっきりというもの凄い拘りがあるお店のようです。場所は柴又帝釈天と金町の浄水場の間にある住宅街付近にあります。店内は古民家を修復したようないかにも“和”のテイストを訴えたつくりではなく、ヨーロッパ的な雰囲気のつくりです。葛飾柴又と言うイメージからはちょっと思い浮かばない感じですね。

それはともかく、今回セレクトしたのは粗挽きせいろ1,200円となごり雪(ざる豆腐)650円。さきに豆腐が出てきたのですが、これがかなり美味しかったです。至ってシンプルで濃厚な味ですが甘みが少し残り、全体的なくどさは感じません。醤油にしそ油を数滴かけると、さらに豆腐の味がひろがります。久しぶりにとても美味しい豆腐を食べた気がします。そこから更に待つこと10分弱、粗挽きせいろがでてきました。なかなか洒落たせいろとお猪口ですね。水そばもついています。

まず程よく冷えた水そばから頂きましたが、これは非常に美味しいですね。口に粗挽きされたそばを含むと絶妙な甘みと香りが穀物を感じさせられました。それはせいろのそばも同じで、粗挽き故のワイルドな食感ですが、反対に素材の良さを最大限に引き出す緻密さも感じられ、全体的に洗練された印象が残るそばでした。つゆは若干甘めですが、どっぷりつけずに少しだけ付けるのがやはり美味しく感じられましたね。そば湯はつくば山麓にある「ゐ田」に近い濃厚なポタージュ状で、つゆの割り方次第で大きく味が変わるのも楽しいです。

週末3日間しか店を開けない営業スタイルの為、利便性は高くないですが、トータルのバランス(お茶、豆腐、そば、そば湯)が高い次元にあるので非常に満足度が高いお店かと思います。ワタシはかなり気に入りました。

日曜庵 (にちようあん) (そば / 柴又)
★★★★★ 4.5


住所:東京都葛飾区柴又7-13-2
TEL:03-5668-0084
営業時間:11:30-18:00
定休日:月~木

2008/09/11

なんば「とんかつKYK なんばCITY」



今回は昨日に引き続き職場の先輩のんぴーさんと担当交代の挨拶の為、大阪のクライアントがある“なんば”まで行ってきました。アポイントが14時からだったのでランチを“いかにも大阪”なものにしようかと思ったのですが、意外と時間に余裕が無かったので、すぐ入れそうなインショップの「とんかつKYK」にしました。なぜとんかつにしたのか自分でもよくわかりませんが、おそらく前々回のエントリで地元つくばのとんQ関連の赤牛を書いたので、潜在的にとんかつを意識していたのかと思います(笑)

それはともかく、今回セレクトしたのは「大分もち豚ロースかつ膳」1,200円でした。いまさら言うのもなんですが、ワタシは脂ものの料理が苦手で、とんかつをはじめとする天ぷら、コロッケ、串カツ、角煮(&チャーシュー)あたりが基本NG料理です。これまた意外な印象を受けると思いますが、胃が繊細なタイプで、脂&油に弱いみたいです。ただ、この手の料理がまったくダメかと言うとそうではなく、要は脂&油の質が良ければ問題が無いのです。何度も行っている店であればまったく問題はないのですが、初めて訪れる店はかなり躊躇しますね。それで今回のとんかつKYKはと言うと、どうやら杞憂だったようです。

カラっと揚げられたロースかつはある程度時間が経ってもべちゃべちゃせず、サクサク感が維持されていてロースの肉汁と用意された塩、おろしポン酢、ソースそれぞれにマッチしていてご飯が進みます。おかわり自由なキャベツも鮮度がよく胃の調整に一役立ってくれそうです。強烈に印象が残るようなロースかつのうま味はあまり感じられなかったけど、食べやすさと値段のバランスが取れていると言う部分はかなり評価できるかと思います。

とんかつKYK なんばCITY (ケーワイケー) (とんかつ / 難波)
★★★★ 3.5


住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館B1
TEL:06-6635-3770
営業時間:10:00-22:00(LO 21:30)
定休日:不定休(なんばCITYに準ずる)

2008/09/10

湯島「らーめん天神下 大喜」



職場の組織改編に伴い、湯島にあるクライアントへ挨拶した帰りに先輩のんぴーさんをつれて「らーめん天神下 大喜」に行ってきました。ラーメン界隈のメディア関係では常に上位に存在する人気店で、実際店の前では10人前後のお客さんが待っていました。昼時に行ったのですが、意外と回転がはやくさほど待たずに店内に入れました。凹みのあるカウンター席と小振りなテーブル席があって、OLさん2人と相席でテーブル席に通されましたが、先に入店していたOLさんたちは食べ終わると直ぐに出て行ったので狭いながらもテーブル席で落ち着いて食べられる環境になりました。

今回セレクトしたのは「とりそば(塩味)」850円に玉子をトッピング。シンプルな味が評判でしたので、まずは塩味から確認してみた次第です。待つこと5分弱、お腹の空き具合もちょうど良い案配になったころに出てきました。見た目からあっさりとした雰囲気のとりそばが! 香りはよく食べるとんこつベースや魚介系のようなガツンとした感じではなく、名の通り鶏を使った独特な印象です。チャーシューの代わりに鶏肉を使い、そぼろも添えられていてそこからも動物性のダシが効いているのでしょう。予想通りスープはあっさりとしていますが、味の輪郭ははっきりとしていて自分好みでした。

麺は細麺ですね。個人的には細い麺は長浜系のラーメンのイメージが強烈にある為、若干違和感を憶えました。ただ繊細なスープに合わせるにはこのような細麺じゃないとダメなのでしょうね。スープが気に入ったせいか久しぶりに完食してしまいましたよ。全体的な印象は美味しいけどどこか物足りない感じですね。ただスープの印象が残ったので、後からまた全体像が変わってくるかもしれません。葛西に住んでいた頃、よく行っていた「ちばき屋」のようなイメージなので、呑んだ後に塩分補給として行くのが自分的には満足度が高いかも知れませんね。

らーめん天神下 大喜 (らーめんてんじんした だいき) (ラーメン / 湯島)
★★★★ 4.0


住所:東京都文京区湯島3-47-2
TEL:03-3834-0348
営業時間:[昼]11:30-15:00(月-土,祝),[夜]17:30-21:00(月-土)
定休日:日曜日

2008/09/06

つくば「焼肉 赤牛 つくば本店」




今日は父親の誕生日祝いとして晩飯をご馳走すべく、つくば界隈の飲食店へ繰り出し、いくつかの候補店を道中検討しながら辿り着いたのがここ「焼肉 赤牛」です。
この店はつくば発祥の人気とんかつ屋「とんQ」のグループで、イタリアンの「アルゾーニ イタリア」に続く多角化第2弾のと言ったところでしょうか。つくばの開発中心地となっている「研究学園」に店舗を構えたのが今年の4月との事。付近には様々な業態の商業施設が増えてきていますが、全体的はまだ開発途上の雰囲気です。今秋には大規模なショッピングモールが付近にできる為、「研究学園」自体の集客力は相当大きくなるかと思います。

店はファミレス風の様相で、「とんQ」に近い家族連れでも気軽に入れる雰囲気です。「安楽亭」や「宝島」よりは高級感はあり、「牛角」以上を狙っているのではないかと思いますね。駐車場のスペースも広く、バリアフリーも意識された建築設計でした。それはともかく今回セレクトしたのは「華」盛り(7,350円)です。セットの内訳は厚切り上タン塩、国産牛ヒレ、和牛上カルビ、和牛上ロース、和牛角切りカルビで、あとは単品でやまと豚トントロ、地鶏、キムチ盛り合わせ、冷麺をチョイスしました。面白かったのは肉を焼くのに熱した溶岩石を使い、ガスや炭を使わないのが珍しいですね。火の通りも表面だけ焼かれてしまうガスとは異なり、炭に似た芯まで火が通る感じですが、火力が増すスピードは炭よりも断然速いですね。あっという間に肉が焼けるのがわかります。

肉自体はどれも美味しいのですが、ヒレ肉が焼けると網にくっついてボロボロと崩れてしまうのが難点で冷凍なのか?と感じてしましましたね。どれも適度な厚みをもって食感は良いです。タレと肉本来のエキスがうまく相まって食が進みます。個人的にはやまと豚のトントロが非常に美味しく感じましたね。意外とキムチが辛くて、中に含まれたニンニクがかなり効いていました。これが電車で帰ることになったら相当車内はニンニク臭くなっていたことでしょう(笑)。

客層は20歳代が中心で家族連れもけっこう見受けられました。水戸で1号店を出して評判が良く、本拠地つくばで満を持してオープンさせ徐々に認知度も高まっているようです。イタリアンの「アルゾーニ」は評判が高くても支店を出す感じではないようですね。いずれは出店するかもしれませんが、どちらかというとこの「焼肉 赤牛」のほうが積極的に出店するような気がします。ここ最近また"O-157"が発生しているので、話題に出ると客足に響くと思いますが、美味しく気軽に利用できる環境という点は非常に評価できるのではないかと思います。

焼肉 赤牛 (焼肉 / 研究学園)
★★★★ 4.0


住所:茨城県つくば市葛城地区D33(TX研究学園駅前)
TEL:029-886-6629
営業時間:[月-金]17:00?24:00(LO 23:30) [土日祝]11:00?24:00(LO 23:30)
定休日:無休
地図:

2008/09/02

五反田「越路家」



今日のランチは元上司のT村部長と以前教えて貰ったそば屋がリニューアルされたので、その「越路家」というお店に久しぶりに行ってみました。

以前はよく言えば“歴史を感じさせる鄙びた店構え”でしたが、さすがに老朽化然とした部分は否めずリフォームしたと言う状況かと思います。すっきりとした店構えになりましたが、店内のレイアウトは依然と変わらず、気構えなくても良い雰囲気でオジサン密度の高い環境のようです。

それはともかく、今回セレクトしたのは「ざるそば」の大盛りです。殆どのそば屋のざるそばは量的に少ないので、大盛りにしたのですが、意外と量が多くて普通の量でも問題なかったのかも知れませんね。そばは香りが少なめで海苔の香りに少々負けている感じはしましたが、コシは程よく喉ごしは適度な感触でした。もう少し冷水で締めた方が個人的には好きなのですが、悪くはありません。

オトーサン世代の憩いの場的雰囲気を醸しながらもCP度は高いかと思います。
住所:東京都品川区西五反田2-17-3
TEL:03-3491-1315‎
営業時間:11:30~20:30
定休日:日・祝

2008/09/01

五反田「げってん」






今日は久しぶりにソロ呑みとして、普段からよく利用させて貰っている「げってん」に行ってきました。マメな店長が毎回メールで当日仕入れたネタを教えてくれるので、行けない時はいつも生唾を飲み込んでます。ランチはちょくちょく行っているのですが、夜はなかなか行く機会が無かったので仕事をうまく切り上げて行ってきた次第です。

それはともかく、お通しは「亀の手」でした。亀の手は日本各地に生息する甲殻類の一種で、見た目は甲殻類とは似ても似つきませんが、実はフジツボの仲間です。塩ゆでされた味は貝と海老と蟹を足して割ったような感じです。汁がたっぷり入っていてそのエキスがまた格別に美味しいのですよ。スペインのガリシア地方でも人気のある食材らしく滋養強壮の効果もあるそうです。

お通しを堪能した後は、メールで案内をもらった「のどくろ」、「かわはぎ」、「新さんま」、「戻りがつお」、「クエ」の刺身盛り合わせを頂きました。どれも身に程よい弾力性があって、なおかつ脂ものっていてホントに舌鼓を打ちましたね。「新さんま」は以前も頂いた時と同様にバーナーで軽く炙って肝味噌で和えたのが絶品です。「かわはぎ」も肝が付いていて、これまた堪らない味でした。

お次は鰺のなめろうを天ぷらにしたものを頂き、サクサク感を味わいつつ鰺の美味さを堪能できました。村尾のロックとこの鰺のなめろう天ぷらが非常に合っていてかなり病み付きになりそうです。次は「のどくろ」が美味しかったので塩焼きを。夏休みに行ったみなかみ温泉で川魚の塩焼きを食べましたが意外と印象に残らない味でがっかりしたので是非ともガツンと来る塩焼きが食べたくなって頼んでみました。程よいサイズの「のどくろ」は若干骨がありますが、全体的には食べやすく、味も濃厚かつ肉厚で食べ応えがあります。こちらは芋の味が濃厚なしま甘露でちびちび呑みながら塩焼きを堪能しましたよ。

最後の〆は青海苔のお茶漬けです。これまた酔った身体に染みこむ感じで適度に清涼感のある山葵の刺激が格別です。

今回は魚介系ばかりでしたので、次回は肉主体で行きたいと思います!

住所:東京都品川区西五反田1-32-4ミワビル2F
TEL:03-5434-2211
営業時間:[昼]11:30-14:00, [夜]18:00-25:00
定休日:日曜日

2008/08/31

つくばみらい平「一扇」





今日はつくばみらい平市にある「一扇」に行ってきました。つくばエクスプレス線(TX)のみらい平駅から比較的近いところにあって、TX線が開通する遙か昔から営業しているそうです。近隣には茨城GCや常陽GCといったゴルフ関連の施設があるので、そこの利用客や地元の客がメインなのかと思います。

今回セレクトしたのは「鴨付そば」850円。十割外二のそばは細身で一見して柔らかそうな印象を受けます。実際コシはほどほどに抑えられて、喉ごしがツルリと感じられる品の良いそばです。そば自体はブレンドとのことで全体的には白く透明感があります。また鴨汁も鴨肉のエキスが良いダシとなっていて炙った葱と調和がとれていて、清涼感のあるそばと相性があって美味しいです。個人的には「ゐ田」の自ら焼いてつけ汁に混ぜるやり方が好きなのですが、この鴨汁もイイですね。また食後のデザートも美味しいです。

この店はうどんもやっていて、うどんとそばの合い盛りもあるので、次回はそれを食べてみようと思います。

一扇 (いっせん) (うどん / みらい平)
★★★★ 4.0


住所:茨城県つくばみらい市小張4087-15
TEL:0297-58-0138
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日

2008/08/29

渋谷「東京油組総本店 渋谷組」


今日は某レコードメーカー兼卸を行っている企業へアポイントがあったので渋谷に行ってきました。同行したMARR大兄より赤坂見附にある油そばの店が渋谷に2号店を出したのでランチはそこがお薦めとのアドバイスを受け、さっそく「東京油組総本店」の渋谷組へ行ってきましたよ。渋谷店ではなく渋谷組なんですね・・・。

それはともかく、油そばは高田馬場の「ぶぶか」でよく食べたのですが、ここ1年以上は食べてなかったので、久しぶりに食べたくなったのも事実。また最近はラーメンのスープが無い「スープOFF」というのもトレンドとなっているようです。店に着いたのが12時手前だったので、混雑してある程度待たされるのを覚悟していましたが、意外とすんなりと入店できて事前に食券を渡しておいたので油そば自体もすぐに出てきましたよ。

ラーメン自体の種類は油そばのみでトッピングの種類はある程度選べるようです。今回セレクトしたのは油そば大盛りと刻み葱 + 半熟玉子,刻み青葱,煎り胡麻が入ったスペシャルトッピングです。ぶぶかと違い、出てきてすぐにお酢とラー油を入れて全体的に大きくかき混ぜるのがこの油そばの食べ方のようです。油そばのイメージはぶぶかしか無かったので、今回の味はけっこう意表を突かれた感じがします。先ず味全体は濃厚ですが、くどさはなく、体調が優れないとぶぶかの油そばは体調を悪くするのですが、ここの油そばはそこまで行くような濃厚さではありませんね。具材全体をかき混ぜるので、どことなくカルボナーラ的な印象も受けますね。スープが無いのであっさりと食べられると言うのも良いのかも知れません。

油そばはスープOFFの特化したジャンルでうまく立ち位置ができたと思いますが、他のスープOFFのラーメンはどのようなものなのかちょっと気になりますね。

油そば 東京油組総本店  渋谷組 (ラーメン / 渋谷)
★★★★ 3.5


住所:東京都渋谷区渋谷3-18-10
TEL:03-3406-1911
営業時間:11::00-翌4:00
定休日:不明