2008/09/29

牛久「そばの心 志茂部」



前エントリにつづく再訪編です。
3月に訪れた時は個人的にいまひとつな印象だったので、今回再訪してみました。
今回セレクトしたのはもりそばの大盛りと出汁巻き玉子。まず蕎麦前なので(酒は飲まないけど)出汁巻き玉子を頂きました。出汁はあっさりとした味で、全体的に淡い感じですね。個人的にはもうちょっと濃くて味の輪郭がはっきりしたのが好みですが、今回は酒を飲んでいないのである意味丁度良い味付けかも知れませんね。

そんなことを思いながら出汁巻き玉子を食べていた時に、大盛りのもりそばがやってきました。前回ももりそばをセレクトしてその時のそばはいまひとつな印象だったので、今回はよく確かめながら味わってみました。結論としてこのお店のそばは、蕎麦前などの他の料理と異なり、野趣溢れる荒くて重い感じがしますね。前回表現できなかった部分はこの事だと思いました。個人的な好みとして荒々しくてもエッジの効いた軽さがあるそばが良いようです。そば自体不味いと言う事は決して無く、好みの部分として印象が残ったのが“重めか軽め”かと言うことですね。そばを口に含むと香りが広がってきて、噛むとやや多めのざらつき感があり、その程よいざらつきが喉ごしする際の抵抗になっているかと思います。口に含んでから喉をこすまでの工程に重さが感じられる事に違和感を憶えたと言うのが前回・今回総じての印象かと思います。

「志茂部」以上に野趣溢れる「ゐ田」のそばは突き抜けすぎて好きなのですが・・・。
このギャップは一体・・・。

住所:茨城県牛久市栄町3-184
TEL:029-874-0392
営業時間:(昼)11:00-15:00、(夜)17:00-20:30
定休日:木曜日、第3水曜日

2008/09/28

柴又「日曜庵」




時を隔てず「日曜庵」へ再訪です。
営業日の制約はあるものの、比較的行きやすい環境にある為、再び訪れてみました。

規定の開店時間より30分前に到着したのですが、既に店が開店していたのですんなりと入店できました。さすがに早いのか他には客が居ませんでしたね。そんなゆったりとした空間を愉しみながら今回セレクトしたのはおろし田舎せいろ。前回は触れませんでしたが、このお店の器はなかなか凝っていてセンスが良いです。お店全体のイメージも蕎麦屋らしくはないデザインなので、外観だと一見では見過ごしてしまうかも知れませんね。

今回も「なごり雪」を蕎麦前として頼み、古き良き時代の豆腐を堪能してほどなくおろし田舎せいろが出てきました。パッと見量が少なく感じますが、意外とボリュームはあって何かと大盛りにしがちなワタシでも量的な部分では不足はありませんでした。前回は粗挽きせいろで、野趣溢れる喉ごしに程よい抵抗感のあるそばでしたが、今回のおろし田舎せいろも負けておらず、エッジの効いたそばでした。削り節やあおさ海苔とおろしが絶妙なバランスでそばの風味を引き立たせています。これらの薬味を少し残しておいて、前回堪能したそば湯に加えてみました。前回はそばつゆだけでそば湯を頂きましたが、今回は少しアレンジしてみました。削り節や大根おろしがまた変わった味を演出して病み付きになりそうです。調子に乗ってお代わりしてしまいましたよ(笑)。

やはりこのお店のそばは抜きん出ていますね。
五反田界隈にもこれくらいのお店ができないだろうか・・・。

住所:東京都葛飾区柴又7-13-2
TEL:03-5668-0084
営業時間:11:30-18:00
定休日:月~木

2008/09/23

浅草「手打蕎麦 おざわ」




今日は千駄木に眠る母方祖父の墓参りをして、そのついでに仏具を買いに浅草へ出向きました。お昼にさしかかったところで浅草界隈のうまい処にでも行こうかと名の知れた店を何店舗か赴いたのですが、祝日の浅草はかなり賑わっていて、どこも尋常ではない待ち時間を言い渡され、ゲンナリしながらも知っているお店を思いつく限り方々歩きようやく辿り着いたのが、ここ「手打蕎麦 おざわ」でした。浅草では比較的新しいお店の部類に入るかと思いますが、以前は稲荷町でお店を構えていて、2006年に浅草へ移転したそうです。

どじょう料理の「飯田」のすぐ近くにあり店の外観は控えめで、パッと見ではわからないかも知れませんね。デザイン的にはすごくシンプルです。入店までの待ち時間は10分程度ですんなり入ることができましたが、注文してから出てくるまでが相当待たされたのが残念です。他のお客の同じメニューのオーダーに合わせているのが待たされた理由かと思いますね。それはともかく、今回セレクトしたのは「生粉打ちざる」の大盛りと「蕎麦豆腐」。生粉打ちざるは中粗挽きの若干太めの十割そばで、たしかに太い蕎麦ですね。十割とあって喉ごしはツルツルという感じでは全くありませんが、口に含んで噛んだ時に広がる蕎麦の香りと程よいざらつき感がとても良いです。コシが強いのでふやけた感じもなく生粉の風味を存分に味わえました。

生粉打ちざるが出る前に蕎麦豆腐が出てきましたが、全体的な印象は胡麻豆腐に近いですね。味は胡麻ほど濃くはありませんが、普通の豆腐よりは重く濃い味がします。胡麻豆腐に似た印象を持ちますが、あっさりしているので簡単に平らげてしまいますね。

祝日の昼時で混んでいる状況ではありますが、そばが出てくるまで50分待たされるのは少々苦痛を感じました。生粉打ちなので時間がよりかかるのもわかりますが、もう少し時間を短縮してもらえると有り難いですね。蕎麦の出来は素晴らしいです。今回食した生粉打ちざるは気に入りましたよ。気軽に行ける距離であれば足繁く通いたいお店かと思います。

おざわ (そば / 浅草)
★★★★ 4.0


住所:東京都台東区西浅草2-25-15
TEL:03-3841-6450
営業時間:[昼]11:30-14:30(土日祝のみ)[夜]17:30-21:00
定休日:月曜日・第1・3火曜日

2008/09/21

つくば「ニューミラ」




今日はお彼岸と言うこともあって、神奈川の戸塚に住む従姉妹を連れて千葉の習志野に眠る祖父母の墓参りを強行軍で行ってきました。その帰り地元にもどって食事を外で済ませようと考え、今回行ったのがインド料理の店「ニューミラ」です。つくば界隈でインド料理の店を数店舗展開しているとの事で、いつの間にかつくばはインド料理の激戦区になっているようです。

それはともかく、今回セレクトしたのは、タンドリーチキンとほうれん草が入ったパラクチキンカレーとナン。先ずはタンドリーチキンですが、全体的に赤みがかっていて炙られた表皮にピリッとスパイスが効いていて、なかなか刺激的な味でした。ナンコツが意外と堅かったのですが、ナンコツのまわりについたうま味の部分が味わい深くて気に入りましたよ。タンドリーチキンから待つこと5分弱、パラクチキンが出てきました。辛さの度合いを中辛にしましたが、ほどよい辛さとほうれん草のマイルドさがチキンに染み込んでいてかなり美味しかったです。出来たてのナンも相乗的にパラクカレーのうま味を引き出していましたね。

今回はシンプルにカレー中心にセレクトしましたが、カレー以外のインド料理というのも食べてみたいので、次回の宿題にすることにします(笑)。しかし、いつの間につくばはカレーの激戦区になったのだろうか・・・?

インデアンレストラン ニューミラ (インド料理 / つくば)
★★★★ 3.5


住所:茨城県つくば市天久保2-16-10 誠和ビル1F
TEL:029-860-2391
営業時間:[昼]11:00-15:00、[夜]17:00-翌0:00
定休日:無休

2008/09/13

柴又「日曜庵」





今日は母方の祖母が入院した為、お見舞いがてらに以前から行きたいと思っていた柴又の「日曜庵」に行ってきました。営業は金、土、日の3日間のみで、平日はすべて仕込みに掛かりっきりというもの凄い拘りがあるお店のようです。場所は柴又帝釈天と金町の浄水場の間にある住宅街付近にあります。店内は古民家を修復したようないかにも“和”のテイストを訴えたつくりではなく、ヨーロッパ的な雰囲気のつくりです。葛飾柴又と言うイメージからはちょっと思い浮かばない感じですね。

それはともかく、今回セレクトしたのは粗挽きせいろ1,200円となごり雪(ざる豆腐)650円。さきに豆腐が出てきたのですが、これがかなり美味しかったです。至ってシンプルで濃厚な味ですが甘みが少し残り、全体的なくどさは感じません。醤油にしそ油を数滴かけると、さらに豆腐の味がひろがります。久しぶりにとても美味しい豆腐を食べた気がします。そこから更に待つこと10分弱、粗挽きせいろがでてきました。なかなか洒落たせいろとお猪口ですね。水そばもついています。

まず程よく冷えた水そばから頂きましたが、これは非常に美味しいですね。口に粗挽きされたそばを含むと絶妙な甘みと香りが穀物を感じさせられました。それはせいろのそばも同じで、粗挽き故のワイルドな食感ですが、反対に素材の良さを最大限に引き出す緻密さも感じられ、全体的に洗練された印象が残るそばでした。つゆは若干甘めですが、どっぷりつけずに少しだけ付けるのがやはり美味しく感じられましたね。そば湯はつくば山麓にある「ゐ田」に近い濃厚なポタージュ状で、つゆの割り方次第で大きく味が変わるのも楽しいです。

週末3日間しか店を開けない営業スタイルの為、利便性は高くないですが、トータルのバランス(お茶、豆腐、そば、そば湯)が高い次元にあるので非常に満足度が高いお店かと思います。ワタシはかなり気に入りました。

日曜庵 (にちようあん) (そば / 柴又)
★★★★★ 4.5


住所:東京都葛飾区柴又7-13-2
TEL:03-5668-0084
営業時間:11:30-18:00
定休日:月~木

2008/09/11

なんば「とんかつKYK なんばCITY」



今回は昨日に引き続き職場の先輩のんぴーさんと担当交代の挨拶の為、大阪のクライアントがある“なんば”まで行ってきました。アポイントが14時からだったのでランチを“いかにも大阪”なものにしようかと思ったのですが、意外と時間に余裕が無かったので、すぐ入れそうなインショップの「とんかつKYK」にしました。なぜとんかつにしたのか自分でもよくわかりませんが、おそらく前々回のエントリで地元つくばのとんQ関連の赤牛を書いたので、潜在的にとんかつを意識していたのかと思います(笑)

それはともかく、今回セレクトしたのは「大分もち豚ロースかつ膳」1,200円でした。いまさら言うのもなんですが、ワタシは脂ものの料理が苦手で、とんかつをはじめとする天ぷら、コロッケ、串カツ、角煮(&チャーシュー)あたりが基本NG料理です。これまた意外な印象を受けると思いますが、胃が繊細なタイプで、脂&油に弱いみたいです。ただ、この手の料理がまったくダメかと言うとそうではなく、要は脂&油の質が良ければ問題が無いのです。何度も行っている店であればまったく問題はないのですが、初めて訪れる店はかなり躊躇しますね。それで今回のとんかつKYKはと言うと、どうやら杞憂だったようです。

カラっと揚げられたロースかつはある程度時間が経ってもべちゃべちゃせず、サクサク感が維持されていてロースの肉汁と用意された塩、おろしポン酢、ソースそれぞれにマッチしていてご飯が進みます。おかわり自由なキャベツも鮮度がよく胃の調整に一役立ってくれそうです。強烈に印象が残るようなロースかつのうま味はあまり感じられなかったけど、食べやすさと値段のバランスが取れていると言う部分はかなり評価できるかと思います。

とんかつKYK なんばCITY (ケーワイケー) (とんかつ / 難波)
★★★★ 3.5


住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館B1
TEL:06-6635-3770
営業時間:10:00-22:00(LO 21:30)
定休日:不定休(なんばCITYに準ずる)

2008/09/10

湯島「らーめん天神下 大喜」



職場の組織改編に伴い、湯島にあるクライアントへ挨拶した帰りに先輩のんぴーさんをつれて「らーめん天神下 大喜」に行ってきました。ラーメン界隈のメディア関係では常に上位に存在する人気店で、実際店の前では10人前後のお客さんが待っていました。昼時に行ったのですが、意外と回転がはやくさほど待たずに店内に入れました。凹みのあるカウンター席と小振りなテーブル席があって、OLさん2人と相席でテーブル席に通されましたが、先に入店していたOLさんたちは食べ終わると直ぐに出て行ったので狭いながらもテーブル席で落ち着いて食べられる環境になりました。

今回セレクトしたのは「とりそば(塩味)」850円に玉子をトッピング。シンプルな味が評判でしたので、まずは塩味から確認してみた次第です。待つこと5分弱、お腹の空き具合もちょうど良い案配になったころに出てきました。見た目からあっさりとした雰囲気のとりそばが! 香りはよく食べるとんこつベースや魚介系のようなガツンとした感じではなく、名の通り鶏を使った独特な印象です。チャーシューの代わりに鶏肉を使い、そぼろも添えられていてそこからも動物性のダシが効いているのでしょう。予想通りスープはあっさりとしていますが、味の輪郭ははっきりとしていて自分好みでした。

麺は細麺ですね。個人的には細い麺は長浜系のラーメンのイメージが強烈にある為、若干違和感を憶えました。ただ繊細なスープに合わせるにはこのような細麺じゃないとダメなのでしょうね。スープが気に入ったせいか久しぶりに完食してしまいましたよ。全体的な印象は美味しいけどどこか物足りない感じですね。ただスープの印象が残ったので、後からまた全体像が変わってくるかもしれません。葛西に住んでいた頃、よく行っていた「ちばき屋」のようなイメージなので、呑んだ後に塩分補給として行くのが自分的には満足度が高いかも知れませんね。

らーめん天神下 大喜 (らーめんてんじんした だいき) (ラーメン / 湯島)
★★★★ 4.0


住所:東京都文京区湯島3-47-2
TEL:03-3834-0348
営業時間:[昼]11:30-15:00(月-土,祝),[夜]17:30-21:00(月-土)
定休日:日曜日

2008/09/06

つくば「焼肉 赤牛 つくば本店」




今日は父親の誕生日祝いとして晩飯をご馳走すべく、つくば界隈の飲食店へ繰り出し、いくつかの候補店を道中検討しながら辿り着いたのがここ「焼肉 赤牛」です。
この店はつくば発祥の人気とんかつ屋「とんQ」のグループで、イタリアンの「アルゾーニ イタリア」に続く多角化第2弾のと言ったところでしょうか。つくばの開発中心地となっている「研究学園」に店舗を構えたのが今年の4月との事。付近には様々な業態の商業施設が増えてきていますが、全体的はまだ開発途上の雰囲気です。今秋には大規模なショッピングモールが付近にできる為、「研究学園」自体の集客力は相当大きくなるかと思います。

店はファミレス風の様相で、「とんQ」に近い家族連れでも気軽に入れる雰囲気です。「安楽亭」や「宝島」よりは高級感はあり、「牛角」以上を狙っているのではないかと思いますね。駐車場のスペースも広く、バリアフリーも意識された建築設計でした。それはともかく今回セレクトしたのは「華」盛り(7,350円)です。セットの内訳は厚切り上タン塩、国産牛ヒレ、和牛上カルビ、和牛上ロース、和牛角切りカルビで、あとは単品でやまと豚トントロ、地鶏、キムチ盛り合わせ、冷麺をチョイスしました。面白かったのは肉を焼くのに熱した溶岩石を使い、ガスや炭を使わないのが珍しいですね。火の通りも表面だけ焼かれてしまうガスとは異なり、炭に似た芯まで火が通る感じですが、火力が増すスピードは炭よりも断然速いですね。あっという間に肉が焼けるのがわかります。

肉自体はどれも美味しいのですが、ヒレ肉が焼けると網にくっついてボロボロと崩れてしまうのが難点で冷凍なのか?と感じてしましましたね。どれも適度な厚みをもって食感は良いです。タレと肉本来のエキスがうまく相まって食が進みます。個人的にはやまと豚のトントロが非常に美味しく感じましたね。意外とキムチが辛くて、中に含まれたニンニクがかなり効いていました。これが電車で帰ることになったら相当車内はニンニク臭くなっていたことでしょう(笑)。

客層は20歳代が中心で家族連れもけっこう見受けられました。水戸で1号店を出して評判が良く、本拠地つくばで満を持してオープンさせ徐々に認知度も高まっているようです。イタリアンの「アルゾーニ」は評判が高くても支店を出す感じではないようですね。いずれは出店するかもしれませんが、どちらかというとこの「焼肉 赤牛」のほうが積極的に出店するような気がします。ここ最近また"O-157"が発生しているので、話題に出ると客足に響くと思いますが、美味しく気軽に利用できる環境という点は非常に評価できるのではないかと思います。

焼肉 赤牛 (焼肉 / 研究学園)
★★★★ 4.0


住所:茨城県つくば市葛城地区D33(TX研究学園駅前)
TEL:029-886-6629
営業時間:[月-金]17:00?24:00(LO 23:30) [土日祝]11:00?24:00(LO 23:30)
定休日:無休
地図:

2008/09/02

五反田「越路家」



今日のランチは元上司のT村部長と以前教えて貰ったそば屋がリニューアルされたので、その「越路家」というお店に久しぶりに行ってみました。

以前はよく言えば“歴史を感じさせる鄙びた店構え”でしたが、さすがに老朽化然とした部分は否めずリフォームしたと言う状況かと思います。すっきりとした店構えになりましたが、店内のレイアウトは依然と変わらず、気構えなくても良い雰囲気でオジサン密度の高い環境のようです。

それはともかく、今回セレクトしたのは「ざるそば」の大盛りです。殆どのそば屋のざるそばは量的に少ないので、大盛りにしたのですが、意外と量が多くて普通の量でも問題なかったのかも知れませんね。そばは香りが少なめで海苔の香りに少々負けている感じはしましたが、コシは程よく喉ごしは適度な感触でした。もう少し冷水で締めた方が個人的には好きなのですが、悪くはありません。

オトーサン世代の憩いの場的雰囲気を醸しながらもCP度は高いかと思います。
住所:東京都品川区西五反田2-17-3
TEL:03-3491-1315‎
営業時間:11:30~20:30
定休日:日・祝

2008/09/01

五反田「げってん」






今日は久しぶりにソロ呑みとして、普段からよく利用させて貰っている「げってん」に行ってきました。マメな店長が毎回メールで当日仕入れたネタを教えてくれるので、行けない時はいつも生唾を飲み込んでます。ランチはちょくちょく行っているのですが、夜はなかなか行く機会が無かったので仕事をうまく切り上げて行ってきた次第です。

それはともかく、お通しは「亀の手」でした。亀の手は日本各地に生息する甲殻類の一種で、見た目は甲殻類とは似ても似つきませんが、実はフジツボの仲間です。塩ゆでされた味は貝と海老と蟹を足して割ったような感じです。汁がたっぷり入っていてそのエキスがまた格別に美味しいのですよ。スペインのガリシア地方でも人気のある食材らしく滋養強壮の効果もあるそうです。

お通しを堪能した後は、メールで案内をもらった「のどくろ」、「かわはぎ」、「新さんま」、「戻りがつお」、「クエ」の刺身盛り合わせを頂きました。どれも身に程よい弾力性があって、なおかつ脂ものっていてホントに舌鼓を打ちましたね。「新さんま」は以前も頂いた時と同様にバーナーで軽く炙って肝味噌で和えたのが絶品です。「かわはぎ」も肝が付いていて、これまた堪らない味でした。

お次は鰺のなめろうを天ぷらにしたものを頂き、サクサク感を味わいつつ鰺の美味さを堪能できました。村尾のロックとこの鰺のなめろう天ぷらが非常に合っていてかなり病み付きになりそうです。次は「のどくろ」が美味しかったので塩焼きを。夏休みに行ったみなかみ温泉で川魚の塩焼きを食べましたが意外と印象に残らない味でがっかりしたので是非ともガツンと来る塩焼きが食べたくなって頼んでみました。程よいサイズの「のどくろ」は若干骨がありますが、全体的には食べやすく、味も濃厚かつ肉厚で食べ応えがあります。こちらは芋の味が濃厚なしま甘露でちびちび呑みながら塩焼きを堪能しましたよ。

最後の〆は青海苔のお茶漬けです。これまた酔った身体に染みこむ感じで適度に清涼感のある山葵の刺激が格別です。

今回は魚介系ばかりでしたので、次回は肉主体で行きたいと思います!

住所:東京都品川区西五反田1-32-4ミワビル2F
TEL:03-5434-2211
営業時間:[昼]11:30-14:00, [夜]18:00-25:00
定休日:日曜日